ー歩いても 歩いてもー
これぞ本物の映画!
家族のドラマの大作!
「老い」「生と死」という永遠のテーマの入った名作である。
ある夏の日
長兄の15回目の命日に、次男と娘がそれぞれ家族を伴って
実家に集まる。
けれども、子ずれの女性と結婚した失業中の次男は、頑固な
父親と顔を合わせるのはなんとなく気が重い・・・・・。
居場所のない父親。
ご馳走つくりに張り切る母親。
なき兄への屈折した思いを持つ次男。
のんしゃらんとした娘。
たった1日の出来事なのに、立場は色々でも、皆の気持ちは
わかる。 加えて間のいい会話が面白いから笑っちゃう。
少しずつ過去を明らかにしていくところは、ある種のサスペンス。
このお母さん、やさしそうでも目が笑っていない。
お嫁さんにもキツイ事を言うし、後で思ってみなかった怖い本音
もいう。お父さんに対しても、つもり積もった恨みが・・・・。
テンポのいい会話、そして切なく〆るラスト。
久々考えさせられる映画に会えた気がする。
名作といってもいい一作である。


